高専ロボコンデータベースをつくっていくブログ

高専ロボコン第30回大会を終えてこれからも面白いロボコンであってもらいたいということで最近の高専ロボコンに感動した自分が満足できそうなデータベース構築のために情報を蓄積していくためのブログです。

高専ロボコンデータベースの全国進出情報

 先日の日曜日までに第30回大会の全ての地区大会が終了しました。先ずは全国大会に進出することになったみなさん、おめでとうございます。そして、惜しくも全国大会に進出できなかったみなさん、残念でしたが、次への飛躍や次回大会のための志を抱いて行動されることを期待します。*1

 既にご存知の方も多いと思いますが、この記念すべき第30回大会の全国進出に関して、初めてのことが二つも起きました。一つは、史上初めて「競技委員会推薦チーム」が選出されたこと。もう一つは、これも史上初ですが、全国大会に1校から2チームが対戦トーナメントにエントリーすることになったことです。高専ロボコンの公式サイトで発表されました。

http://www.official-robocon.com/kosen/wordpress/wp-content/uploads/zenkoku2017team.pdf

 「競技委員会推薦チーム」というのは、全地区大会の中から競技委員会によって推薦されたチームで、この推薦が始められた第28回から今回の第30回まで最多で1チームが選ばれるか、全く選出されないこととされてきました。前大会までは選出されませんでしたが、今回初めて長岡高専の「ベア LINK"(ベアリング)」が選ばれました。

 長岡高専、実は、初めて競技委員会推薦チームが設けられた第28回の大会で、奈良高専の「射抜け!わぶさめくん」と共にBチームの"Nagaoka-Firework"が推薦候補と筆頭と目されていたようでした。同型機といえる地区大会最速Vゴールを叩きだした産業技術高専荒川キャンパスの「荒鯊」より若干遅かったものの、全国でも屈指の速さの21秒で試合中にVゴールした実績を持っていたからでしょうし、最初に入れるべき輪が入らなかったために惜しくも負けましたが、「荒鯊」とのまるでガンマンの早打ち対決のような直接対決の印象が強かったからかもしれません。

matome.naver.jp

 今回、関東甲信越地区大会で長岡高専のAチーム「新鮮組」が優勝して全国進出を勝ち取ったために、高専ロボコンの地区大会始まって以来の推薦ルール、1校から1チームのみこれまでと同じく適用され、優勝していない一方のチームが選ばれることはないと思っていましたが、競技委員会推薦チームとして「ベア LINK"(ベアリング)」が選ばれ、史上初めて同じ学校から二つのチームが全国大会で対戦トーナメントにエントリーすることになりました。他の25チームと同じ扱いになるのか、それとも決勝戦まで対戦することが無く、これまた史上初の全国大会での同校対決が実現するのか、私にとっては楽しみが増えました。

全国進出情報

 高専ロボコンデータベースでは全国進出情報をまだ全く扱えず、とりあえずベスト4以上と受賞歴の情報と一緒に扱おうかと考えていたのですが、上記のように史上初めてのケースがでてきたこと、そして優勝か推薦かなど、なるべく詳細に記録するために、その他の情報とは一緒にせずに、専門に取り扱うことになりました。

 扱う項目はこんな感じでしょうか。

  • ロボットコード
  • 全国進出フラグ(true/false)
  • 進出理由コード(優勝/推薦/競技委員会推薦チーム/・・・)
  • 辞退フラグ(true/false)
  • メモ

 辞退したところがあったかどうか私は不確かでいるのですが、1999年近畿地区の出来事が辞退項目を利用して記録されることだったのか確認が必要だと思っています。また将来そういったことが起こるかもしれないというのなら、今は実装しなくてもよいと考えています。また、地区コードやキャンパスコードを付加したほうが検索や統計に便利かもしれません。

*1:進学して大学ロボコンに参加する学生はどのくらいの割合でいるんでしょう?