高専ロボコンの賞 その1
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ところで、明石高専の「恐怖の人間糸車大車輪1号」が復活するんですね*1。某高専の某壁はこの糸車がイメージにあったとかなかったとか。
賞の種類
高専ロボコンDB開発中
高専ロボコンDBのロボット個別の情報に優勝や準優勝を含めた受賞情報を加えようとしています。これにより学校・キャンパス別、地区別の受賞履歴をみることが可能になります。この機能を実現する前に、先ずはこれまでの全国大会での賞の種類を調べてみることにしました。杯などを受け取れる優勝と準優勝も加えることにします。Wikipediaも参考にしました*2。尚、学校・キャンパス名は略称にしています。
古くから続く主要賞
古い順に優勝から。
優勝
コンテストと名乗っているにも関わらず、一対一形式のシングル・イリミネーションの「トーナメント」を最初から続けている高専ロボコン。*3*4当たり前ですが、トーナメントの頂点に達したものを優勝としている。
- 開始:第1回大会『乾電池カー・スピードレース』
- 中断:なし
- 受賞校数:1
- 授与品・贈呈品:優勝旗(1年後返還)、優勝盾または優勝杯、(副賞)*5
- 最多優勝校:香川詫間(優勝4回)
- 連覇:香川詫間が二連覇(第13-14回)
準優勝
獲りたくて獲るものではないと思います。高専ロボコン全国大会では決勝戦で数々の名勝負がありました。優勝と同格扱いでよいと思います。
- 開始:第1回大会『乾電池カー・スピードレース』
- 中断:なし
- 受賞校数:1
- 授与品・贈呈品:準優勝盾または準優勝杯、(副賞)*6
- 最多準優勝校:和歌山(準優勝3回)
- 連続準優勝:和歌山が二年連続(第19-20回)
アイデア賞
「アイディア対決*7」であることの「証」であるこの賞はこの大会が始まった当初から設定されています。
- 開始:第1回大会『乾電池カー・スピードレース』
- 中断:なし
- 受賞校数:1
- かつて2チーム(校)が受賞したことがあり(第1,4-5回)
- 授与品・贈呈品:?
- 最多受賞校:松江、小山、ともに3回
アイデア倒れ賞
設計通りに動かなくても、思惑通りに試合が運ばなくても、素晴らしいアイディアに果敢に挑戦したチームに贈られる賞です。地区予選で圧倒的な強さで勝ちあがったのに全国大会で性能を発揮できなかったため、この賞を授与されたチームもありました。
この賞が設定されていなかった大会続いたことがありました。設定されていなかった当時、この賞を含めた話題で大会・番組制作者とOBや視聴者との対話があり、それがきっかけかは分かりませんが、最近復活しました。
- 開始:第1回大会『乾電池カー・スピードレース』
- 中断:第19回ー第26回
- 受賞校数:1
- かつて2または3チーム(校)が受賞したことあり(第2-7回)
- 授与品・贈呈品:?
- 最多受賞校:福島、鶴岡、ともに3回
- 連続受賞:鶴岡が三年連続(第5-7回)
技術賞
名前の通りの賞です。技術的に優れたロボットに授けられます。同じ技術を用いるロボットの中でも秀逸だったのか、それとも珍しい高度な技術で唯一無二のようなロボットに与えられるのかはよくわかりません。*8
- 開始:第2回大会『オクトパスフットボール』
- 中断:なし
- 受賞校数:1
- かつて2チーム(校)が受賞したことあり(第4-5回)
- 授与品・贈呈品:?
- 最多受賞校:八戸、米子、北九州、鹿児島、いずれも2回
- 連続受賞:なし
大賞
各所での表現は、「競技課題の目的に合う、独創的なアイデアとそれを実現する技術力を持つロボット*9に与えられる賞」から大きく外れていませんし、実際に大会や番組でそのように紹介されています。異論はあるでしょうが、一段解釈を進めれば、優勝してもおかしくない強さ、そして技術賞やアイディア賞などの全ての賞を与えるに相応しいロボットに対する賞だとしてもよいでしょう。大賞受賞したロボットの多くは強かったと思います。
- 開始:第5回大会『ミステリーサークル』
- 中断:なし
- 受賞校数:1
- 授与品・贈呈品:大賞旗、(副賞)*10
- 最多受賞校:奈良(3回)
- 連続受賞:仙台名取(第23-24回)、奈良(第28-29回)
その他の賞
幾つもあり、纏めにくいので後日にします。