高専ロボコンデータベースをつくっていくブログ

高専ロボコン第30回大会を終えてこれからも面白いロボコンであってもらいたいということで最近の高専ロボコンに感動した自分が満足できそうなデータベース構築のために情報を蓄積していくためのブログです。

宇部高専A リボルバレル・ブラストフ(リボルバレル・ブラストフ)

  先日、スキーを滑りに行ってきました*1。晴れた日に滑ると爽快な気分になります。瘤斜面を滑ったり、高速クルージングをしてみたり、理由を考えなくても楽しいものです。このブログを書いている影響かもしれませんが、なんとなく30年以上前にテレビで見かけたスキーロボットのことを思い出しました。

 私が見たそのスキーロボットは、人工芝が張られた斜度30度ぐらいの板の上を何本かの旗門ポールを潜り抜けていました。スキーのエッジのカーブが現代のカービングスキー並みに大きかった印象がありました。人間がラジコンのコントロールシステムを使って操作するものでしたが、今のドローンで使われている各種の技術や障害物認識技術を応用すれば完全に自立型のスキーロボットが作れるでしょう。でも、瘤斜面を人間より早く滑り降りるのは高速動作のアクチュエーターがないから無理じゃないのかな?人間も太腿の筋肉をエキセントリック収縮動作*2させていたりと、無理矢理滑っているようなものですから。

試合内容

 一目見て、シンプル&シンメトリーであり、一つの装置で複数のことを行える設計をしていて高度に思えるものでしたが、1本目の自陣ポールですら得点できず、(1回戦第7試合で対戦した)広島商船高専Bチームの「花輪イルカ(カワイルカ)」に6対0で負け、初戦敗退でした。残念。テストランではどうだったのでしょうか?

宇部高専A リボルバレル・ブラストフ(リボルバレル・ブラストフ) 画像URL

NHK高専ロボコン ライブストリーミング サイト 中国地区大会 出場校データチェック ページより

上記サイトの都合で画像が閲覧できないことがあります。

特徴

  • 移動システム:四輪オムニホイール
  • 射出エネルギー源と格納方法1:2次電池
  • 射出装置1:2軸2モーターの挟み型ローラー(縦挟み)
  • 照準/測位システム:なし(目視)
  • 通信システム:未確認
  • コントローラー:自作
  • 操縦者:1名
  • 自律機能/自動機能:未確認
  • 妨害装置:なし

射出時の動作

 今回の中国地区大会の映像にクローズアップが殆どないため、分からないことが他の地区より多く、この宇部高専のロボット、リボルバレル・ブラストフの射出時に回転式拳銃(リボルバー)の弾倉ようなところからローラーへ押し出す仕組みがよくわからなかった。八代の挑戦車と同じ仕組みだろうか?輪を詰めている管の半分から後端まで切り欠きがあるので、引っ掛けていると想像するが、そこまでである。なので、このロボットについてはとりあえずここまでとする。

速すぎる

 ここまでとすると宣言しつつも、ちょっと付け足しておきますが、自陣ポールへの輪を飛ばすとき、輪が飛び出す速さは速すぎではないだろうか?ローラーの回転速度は変更できなかったのだろうか?

 

*1:本当はスノボードをやってみたいので、ウェアはスノーボード用です。

*2:筋肉を伸ばしながらその筋肉に力を入れる動作。