第30回大会の感想徒然 その2 レジェンド
前回の記事で、高専ロボコン史上においてエポックで且つエピックになるかもしれない大分高専マリンビートのモノコックボディについて書いてみました。これまでもモノコックボディのようなものはあったようなのですが、激しい衝突が認められている幾つかの大会で実績を残したのは大分高専のマリンビートが初めてではないでしょうか?最近ではMDF*1をレーザーカッター加工機などで精密に切り出してモノコックボディをいともたやすく作れるようですが、重量制限を考慮した設計で高専ロボコン向けの大きなサイズとなるとテクセルなどのプラダンを利用したほうがよさそうです。尚、最近恒例化している、デバイスプラスさんの解剖計画で詳しく「解剖」されると耳にしました。楽しみですね。
さて、今回も高専ロボコンデータベース開発にはあまり関係のない記事です。
レジェンド
最近、昔の大会で活躍されたOBを尊敬の念を込めて「レジェンド」と呼んでるのをよく見聞きするようになりました。私もそう呼ぶようになりました。今回の全国大会を観戦しにいくと、私のレジェンド達に遭遇できるのではないかと期待しておりました。このブログでお会いしてみたいレジェンド達をリストアップしたことがありましたが、今回の全国大会観戦とその旅程中にその中お一人とお会いし、お話することができました。
一関高専OB 「ころころ君」操縦者 畠山剛雄さん
1992年第5回「ミステリーサークル」全国大会で「ころころ君」を操縦して優勝された方です。その全国大会の放送当時は感じたことはなかったのですが、高専ロボコン好き、1回戦でトラブル発生、最終学年で結果を出すなど、後々お会いしてお話する前まで、少し似ているところがあったので親近感を覚えていました。
畠山さんにお会いして、お話してみたところ、静電気などが原因で動作不良になりやすかった当時のCMOSのICを使った制御回路でのご苦労や*2*3、1991年第4回大会にも参加されていたことなど、同じような経験をされていたことを知り、他校に同じような経験をされた一歩先行くレジェンドが居たことに感激しました。
最近、母校のロボットを復元するプロジェクトに参加されたり、過去の資料を提供するなど、これまでもこれからも高専ロボコンに自発的にコミットしていらっしゃるように見え、高専ロボコンへの愛を感じます。
旧仙台電波高専OB 「テト坊」の方々
今回お会いすることはできなかったのですが、20年以上前に某サイトの掲示板でメッセージをやり取りした方々のうち、あの「テト坊」の操縦者の方と某SNS上で再び接し、ご挨拶することができました。また、動態保存ではなかったのですが、テト坊が現存していることを知り、驚嘆したました。
第3回高専ロボコン優勝の伝説のマシン
— 定食とんとこ (@ton_to_ko) 2017年10月28日
テト坊を発見したなう#ロボコン pic.twitter.com/hgjmzVmNea
因みに、古くからの高専ロボコンファンにはお馴染みの旧仙台高専「オムニバス」のベースギター型コントローラーに影響を与えている当時にしては巨大なコントローラーはテト坊本体より重いそうです。テト坊のもギター型コントローラーだったのですね。
テト坊のアップ写真とギター型コントローラー#ロボコン pic.twitter.com/gr0kgqPEJz
— 定食とんとこ (@ton_to_ko) 2017年10月28日