有明高専A 豪開奔放(ゴウカイホンポウ)
最初の自陣ポールの1得点をするのに7つの輪と時間を消費してしまい、中央ポールの複数ポール掛けを試合中に披露できず、調整不足だったようです。また、NHKサイトのロボット紹介ページからも各種映像からも相手陣ポールへの射出機構が存在するのかわかりませんでした。中央ポールに3本掛けができるほど調整されていれば、仮に自陣と中央ポールでしか得点できなくとも最大で13得点できるので、似た得点能力を持つ大分高専のGolgooleと同程度に準決勝まで進めたのではないでしょうか?
有明高専といえば「先手必勝アーム付破れバケツ号」を思い出します。これに代わるロボットの登場を期待しています。積極的な妨害(行為)ってこれが高専ロボコン初としてよいのですよね?
NHK高専ロボコン ライブストリーミング サイト 九州沖縄地区大会 出場校データチェック ページより
上記サイトの都合で画像が閲覧できないことがあります。
特徴
- 移動システム:四輪オムニホイール
- 射出エネルギー源と格納方法1:圧縮空気(金属製エアタンク)
- 射出エネルギー源と格納方法2:圧縮空気(ペットボトル?)
- 射出装置1:エアシリンダ押出カタパルト(押出型)x2(自陣・中央)?
- 射出装置2:エアシリンダ押出カタパルト(押出型)x1(中央複数本掛け)?
- 照準/測位システム:なし(目視)
- 通信システム:未確認
- コントローラー:未確認
- 操縦者:1名
- 自律機能/自動機能:未確認
- 妨害装置:大漁旗が描かれた幕?
珍しい形式の射出機構
射出エネルギー源と格納方法と対応する射出装置の組み合わせがよく分からなかったのですが、試合後の中央ポールへの射出の披露を見た限りでは、3本ポール掛けも可能な大きな輪を飛ばすのに3本のエアシリンダを利用しているように見えました。そのうち自陣ポール側の中央にあるエアシリンダは、自陣ポールへの射出が必要なくなったら自陣ポール用の射出機構と一緒に傾いて射出の準備が整うのではないかと推測します。それ用の機構(ギア)が見えます。こういう機構はユニークですね。