高専ロボコンデータベースをつくっていくブログ

高専ロボコン第30回大会を終えてこれからも面白いロボコンであってもらいたいということで最近の高専ロボコンに感動した自分が満足できそうなデータベース構築のために情報を蓄積していくためのブログです。

八戸高専B 大冠乱射(ダイカンランシャ)

試合内容

 初戦の1回戦第4試合に福島高専Bチーム「ぐる輪(グルリン)」と対戦。福島が開始15秒で5点を自動制御で取っていた。その一方で、八戸は走行操作も侭ならず、時折暴走するなど、競技ができる状態ではなかったようだ。輪を放ったが、ローラーが回転せずにポールに届いていなかった。結局5対0で負けて、大会を終えた。

八戸高専B 大冠乱射(ダイカンランシャ) 画像URL

東北地区大会 出場校データチェック ページより

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特徴

  • 移動システム:四輪オムニホイール
  • 射出エネルギー源と格納方法1:二次電池(+輪の送り出し用圧縮空気(ペットボトル))
  • 射出装置1:2軸2モーターの挟み型ローラー(縦挟み)(自陣・相手)x1
  • 射出装置2:大型回転体側面(観覧車型発射機構)からの軸直交方向に射出(中央)x1
  • 照準/測位システム:なし(目視)
  • 通信システム:未確認
  • コントローラー:自作
  • 操縦者:1名
  • 自律機能/自動機能:未確認
  • 妨害装置:観覧車型発射機構を自陣ポール防御装置を兼ねる?

射出装置

 複数種類の射出装置を持つロボットの中で、自陣ポール用と相手陣ポール用を兼ねているのはユニークであるが、射出速度を変えられるのであるから、射出位置さえ調整できれば実は中央ポールも狙える汎用的な射出装置だったのかもしれない。 

 観覧車型の射出装置は中央ポール三本掛けが狙えると推測する。その機構は大会唯一であろうし、自陣ポールに輪を入れていなくても披露して欲しかった。また、輪を放った後は、自陣ポールを守るための装置として利用できることから、勝敗について高い目標を持ちつつ、ユニークでダイナミックな装置で目立つことによって全国進出されやすいことも狙った機体ではないかと想像している。地区大会番組によれば、2mの輪を用いていたそうだが、2本搭載可能であったのだろうか?

大観覧車 電動オルゴール付(カラー)

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