高専ロボコンデータベースをつくっていくブログ

高専ロボコン第30回大会を終えてこれからも面白いロボコンであってもらいたいということで最近の高専ロボコンに感動した自分が満足できそうなデータベース構築のために情報を蓄積していくためのブログです。

広島商船高専B 花輪イルカ(カワイルカ)

  先日、ロボット名の収集を始めました。私もフォームを使って登録しております。比較的揃え易いと思った沖縄高専のロボット名を登録してみました。一部の資料映像を持っていなかったり、NHKのサイトにリストが無かったりして、想像していたより時間が掛かってしまいましたが、全て揃えることができました。ただ、読み方が分からないのが一つありました。「琉球魂ーサー」の読み方が分からず、twitterで呟いていたら、某氏が態々秘蔵の映像で調べてくれました。「リュキュウタマシーサー」と読むそうです。早速フォームを使って登録して貰いました。

docs.google.com

 下記のスプレッドシートに蓄積していきます。誰でもコメント可能になっているはずなので間違いがあれば教えてください。コメントが出来ないというのを耳にしておりますが、Googleアカウントにログインしてないとコメントできないのかもしれません。

robot_name_entries.xls - Google スプレッドシート

 収集については別投稿にしたほうがよいでしょうか。

試合内容

 初戦は1回戦第7試合、宇部高専Aチームのリボルバレル・ブラストフとの対戦であった。宇部が自陣ポール1本目を試合終了まで四苦八苦しているのを横目に中央ポールまで決めて6対0で勝利した。

 2回戦第4試合で米子高専Bチームの「WANAGE KNIGHT(ワナゲナイト)」と対戦。自陣ポール3本目がなかなか入らず、リペアか何かでスタート地点に戻ったりしていた米子に対し、広島商船は開始25秒で自陣ポール3本を決め、44秒で中央ポール3mにも入れ始めて2対4とするが、1分過ぎに射出時に輪がうまく装填されなくなり、スタートゾーンへ戻らざるを得なくなる。その隙に米子に自陣ポール3本目を決められ、さらに中央ポールも一つ決められ1分45秒に4対4の同点とされてしまった。その後広島商船はスタートゾーンへ戻って輪の補充などをしながら中央ポールを狙うも加点できず、その隙に米子に中央ポールを決められ逆転、さらに広島商船側のポールも決められて6対4で負けてしまった。 

広島商船高専B 花輪イルカ(カワイルカ) 画像URL

NHK高専ロボコン ライブストリーミング サイト 中国地区大会 出場校データチェック ページより

上記サイトの都合で画像が閲覧できないことがあります。

特徴

  • 移動システム:二輪駆動タイヤ+四輪補助輪
  • 射出エネルギー源と格納方法1:ゴム
  • 射出エネルギー源と格納方法2:ゴム(+2次電池)
  • 射出装置1:ゴム引張弾性利用カタパルト(パチンコ型)(自ポール)x3
  • 射出装置2:ゴム引張弾性利用カタパルト(航空母艦型)(中央・相手陣)x1
  • 照準/測位システム:なし(目視)
  • 通信システム:未確認
  • コントローラー:ゲームパッド+通信デバイス拡張
  • 操縦者:1名
  • 自律機能/自動機能:未確認
  • 妨害装置:なし

装填装置

 螺旋階段のようなぐるぐるまいた装置を回転させると支えから輪が落下してカタパルトの上に乗せられるという装填装置を採用している。カタパルトが傾いているので、試合中に輪が撥ねて輪の射出に影響が出る位置に落ちてスタートゾーンへ戻って取り除かなければならなくなるという欠点があったが、ガイドをうまく作ればそういうことはなかったのではなかろうか。アイディア自体はAチームのと同じである。

射出角度調整

 中央と相手陣のポールを狙う射出装置のエネルギー源にはゴムが使われていて初速の調整がしにくいので、射出角度を変更して中央と相手陣ポールの打ち分けと微調整を行っていると思われる。駆動輪は射出方向に対して直交方向にあるので射出方向の微妙な調整は射出角度で行う他ない。輪の射出に関しては割り切った設計をとっている。出場校データチェックのページでも明確にそのことを主張している。今回の大会の場合、自由度を広げておいた方が有利だったであろうか?そのあたりの分析をしている方がいたらコメントしてください。