高専ロボコンデータベースをつくっていくブログ

高専ロボコン第30回大会を終えてこれからも面白いロボコンであってもらいたいということで最近の高専ロボコンに感動した自分が満足できそうなデータベース構築のために情報を蓄積していくためのブログです。

対戦結果DBと対戦表 その1「知識確認」

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  ロボット名が完全に揃っていないのに、別のデータベースについて何かを始めるのは時期尚早だと思っていたのですが、ロボット名の収集ペースが落ちてきたこと、そして将来多くの高専ロボコンファンやロボコニストが欲しくなるデータベースについてあれこれ想像してみたところ予想以上に手間が掛かりそうなので、ぼちぼちと始めることにしました。情報を集めるのではなく、基本的知識の整理、構想、ツールの開発をしておきます。誰かにお任せしたいんですけどね。

知識確認

ノックアウト方式

  日本語になっている海外からの概念や言葉の中には日本で独自の意味や事柄に変化または変更されたものが少なくありません。「トーナメント」もその一つでしょう。おそらく日本語を母語として英語を使う機会が殆どない人々の多くは*1、トーナメントというと1対1の組み合わせで対戦した勝者が他の勝者と対戦して勝ちあがっていきたった一人の勝者を決める大会のことだと思うでしょうが、それは少し違います。世界的に普遍な意味は「大会」程度の意味しかトーナメントにはないようです。様々な勝ち残りシステムにはその特徴に由来した名称がつけられています。

 高専ロボコンでは、全ての大会で「ノックアウト方式」がとられています。辞書的な解説をみると「1対1」としていることが多いですが、F1やスーパフォーミュラーなどでも実施されているように、一度に複数人・複数チームが脱落する方式も含んでいるとしてよいでしょう。高専ロボコンでは全国大会で複数チームが脱落する方式を採用したことがあるので、「高専ロボコンノックアウト方式で勝者を決める」としてよいでしょう。

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勝ち抜け方式による対戦。トーナメントの一種。

基本的には、複数*1の競技者が1対1で一回戦を対戦し、勝った者が別の組の勝者と二回戦で対戦し……と続けていき、最終的に優勝者1名(1チーム)に絞られるまで続ける仕組み。

シードによって二回戦以後から参加する者がいる場合や、3人(3組)以上の対戦が可能なゲームでは複数対戦を含む場合、予備選としてグループリーグラウンドロビン)を行う場合などがある。

シングル・エリミネーション

 1対1で試合を行い、敗者を除いて、勝者を同士で試合をし、最終的に勝ち残った者を優勝者とする方式で、高専ロボコンノックアウト方式といえば殆どがこの方式です。因みに、2回負けたら除かれる、ダブル・エリミネーションという方式もあります。一般的には、1回負けたら負けたもの同士で競技するブロックで再び1対1で競技して最終的に勝ち上がった者を、除かれる前のブロックで勝ちあがってきた一度も負けたことのない者と対戦させるようです。1回負けたもの同士のブロックは敗者復活戦とでもいうべきでしょうか。*2時間がとれるなら、高専ロボコンではダブル・エリミネーションを採用したほうが良かったのではないかと思います。*3そのほうが一度の失敗で無念・無残に大会を終えることが少ないでしょうし、番組的も盛り上がりポイントが作れてよかったのでは想像してしまいます。*4

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トーナメントの形式の1つ。1対1で試合を行い、敗北した者はトーナメントから除外される。これを繰り返すことで最終的に1人が残り、トーナメントの優勝者が決定される。いわゆる「ノックアウト方式」「勝ち抜き方式」。 

  今日のところはこのへんで。

*1:私もその中の一人です。

*2:何故か『アメリカ横断ウルトラクイズ』を思い出ししまいます(古いね)。

*3:1台参加だったら、ダブル・エリミネーションになっていたのでしょうか?

*4:リベンジって本能的に盛り上がるんでしょうかね。