茨城高専A ゴンザレス伊藤(ゴンザレスイトウ)
試合内容
初戦は2回戦第3試合。木更津高専Aチームの「花鳥風月(カチョウフウゲツ)」と対戦した。茨城公選のゴンザレス伊藤はスタートゾーンを飛び出すと、中央ポールのスタートゾーン側に射出位置につき、自陣ポールから一斉に輪を放つ速攻型の戦術で最速のVゴールを目指したロボットであったが、数度Vゴールを狙ったが自陣ポールに1本も輪が入らず、木更津に0対8の大差で負けてしまった。
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特徴
- 移動システム:四輪メカナムホイール
- 射出エネルギー源と格納方法1:ゴム
- 射出装置1:ゴム引張弾性利用カタパルト(航空母艦型)(自陣)x3
- 射出装置2:ゴム引張弾性利用カタパルト(航空母艦型)(中央)x3
- 射出装置3:ゴム引張弾性利用カタパルト(航空母艦型)(相手)x3
- 照準/測位システム:なし(目視)
- 通信システム:未確認
- コントローラー:ゲームパッド
- 操縦者:1名
- 自律機能/自動機能:未確認
- 妨害装置:なし
射出位置
資料が少ないので言及することが限られる。射出位置について取り上げる。
ゴンザレス伊藤の輪が入り難かったのは輪が小さかったこと、射出位置の調整のルーティーン/アルゴリズムを精緻に構成しなかったからではないか。
もし輪の着地位置の誤差が輪の飛距離に比例するか増大していくなら、ゴンザレス伊藤や奈良高専の「大和(ヤマト)」のように、スタートゾーンと中央ポールの間に射出位置とって射出するのは、不利なのではないかと直感的に思う。輪の大きさがどれも同じで輪の着地位置を距離に比例させた単純な数理モデルを使って考察してみたチームはあるんだろうか?*1
*1:後日、時間が取れれば考えてみたいが、誰かこの考察・シミュレーションをやってみた方がいたら教えてください。